CAD の面に直接描く
　　　　　　　必然の精緻

EUKLID はツールパスを CAD の面に直接出します。
これは、とても非凡な仕様です。

実は一般的な CAM ソフトは、CAD で滑らかな曲面を作っても、ツールパス計算の前にミラーボール状のメッシュデータに変換してしまうのです。

モデルをミラーボール状に変換することで、ツールパス計算は速くなり、他社製 CAD ソフトへのプラグインも実現できますが、その見かけ上の便利さと引き換えに「犠牲にしているもの」があるのです。

一方、EUKLID を選んだお客様は、PC 画面のツールパスだけでなく、実際の加工面を見ています。

EUKLID は、変換したメッシュではなく、CAD で作られた滑らかな面に直接ツールパスを計算します。
ミラーボールに描かれた線では決して得られない、その絶対的な仕上がりは必然の精緻なのです。

毎日使う加工こそ　　
　　　　　　　唯一無二

ほとんどの 3軸・5軸加工で曲面に直接ツールパス計算を行う EUKLIDは、毎日使う加工こそが唯一無二のツールパスに。「実際の加工面のきれいさが全然違う」「細い工具で過酷な加工をしても折れなかった」など、ハイレベルな要求ほど違いを実感できます。それが世界の一流の現場で 40年以上愛されている理由のひとつです。

干渉チェック：多面体
計算が速く、高精度
※イメージ

干渉チェック：ポイントグリッド
多面体+計算点の分布
超精密
※イメージ

基本性能が強靭

EUKLID はツールパス計算時に行う干渉チェックに加えて、ツールパス作成後に干渉チェックを実施でき、しかも 2種類の方法から選ぶことができます。

また、基本的にほぼ全ての加工で自由工具を含む全種類の工具に対応しています。

「なんでもできる無理」より
「やりたいことがすぐできる」

「なんでもできる」を無理に実現しようとして設定項目が激増し、結局ほとんどの機能を使わなくなる、ということがないように、EUKLID の CAM の操作性は「やりたいことがすぐできる」柔軟性と使いやすさのベストバランスを実現。さらに、もし特殊な要求があっても、外部ソフトさえ操作できるプログラム機能で自由自在に対応できます。

1つの加工で「急斜部に等高線ツールパス」及び「緩斜部には最適な 3つの加工から 1つ」を同時に加工。さらに複数工具による残部処理も追加可能なうえ、自動、スパイラルなど、ユーザーの思い通りに加工できる多彩なモードを実装

3軸だけで 7つのモードを選択可能。素材形状・最終形状・凸形状に沿わせたツールパス作成や、形状に合わせて最も効率のよいツールパスを作成する「自動」も可能。トロコイドツールパスを使った高速・低負荷の高能率荒加工も装備。

コーナー部加工、面 UV線沿い加工を始め、文字彫り・溝彫りに最適な曲線投影やツールパスの多重化など多数の強力な 3軸加工を装備。ツールパス編集でのトリムやコピーにも対応し、スケール変更で万分台の精度でも短時間で計算可能。

高さ違いの多層の島を認識するポケット加工や、XY と Z の各方向にオフセットできる輪郭加工、面が設定でき、切り込み跡を消すオーバーラップが可能な立壁加工など、2.5D加工も充実。DXF読み込みで即加工を開始できる機能も搭載。

方向・長さなど様々な形状の多数の穴をワンタッチで加工対象として認識できるフィーチャー機能を装備。ドリル加工には 1つの加工でセンタリング・プレドリル・本加工に対応。

加工の動きはもちろん、荒加工から最終仕上げまで通した残部の正確な状況を再現し、残部への干渉チェック、モデルや治具、素材の変更も可能で様々な分析機能も装備。